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【食でつながるコミュニティ】

ヤツはいつもソコにいる~食品カビの恐怖~

近年、
カビ菌
による病気が増えているそうです。

カビは想像以上に
カラダにダメージを与える
💀💀をたくさん持っています。

カビの生えた食品を口にしてしまえば、
そのリスクは一気に高まります。

正しいカビの知識を知って、
食品カビから
健康なカラダを守りましょう!f:id:foodtag:20210614225704j:image

食品に生えるカビ

カビ
胞子を撒き散らして浮遊させ、
さまざまな場所に付着して発芽します。

発芽したカビは糸状菌と呼ばれ
菌糸と呼ばれるを枝分かれさせ、
その先端から
新しい胞子を飛ばして増殖していきます。

カビはこうしたサイクルの中で
食品に入り込んでいるのです。

食品中のカビの数

小麦粉(1g中)10~1,000個
香辛料100~10,000個
食肉・食肉加工品10~100個

ミネラルウオーター0~100個
冷凍食品10~100 個

参考:財団法人 食品分析開発センター

(2010年7月発行)食品のカビ危害と防御

ご覧のように
冷凍食品でさえ
カビが
付着していている可能性があります。

特に土が付いた野菜には
かなりたくさんのカビがいるので
保存には十分な注意が必要です。

食品の原料となる物には
さまざまな過程でカビが付着していて、
加熱処理殺カビ処理をしない限りは
これらの食品から
完全に
カビを取り除くことはできないのです

カビが生えやすい食品と時期

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元々カビ土壌の中にいます。

根菜類のような土の付いた野菜は
カビが発生しやすいのです。

じゃがいも
カビが生えているのをよく目にしますね。

カビはパン菓子などの
デンプン糖分
多く含んだ食品によく見られ、
水分の多い
野菜
果物などにも発生します。

カビは目に見えなくても
そこら中に胞子を撒き散らしていて、
発生の条件さえ整えば
いつでもカビ菌を発芽できるのです

特に気温と湿度の高い
梅雨時期の6月から
夏を過ぎた10月くらいまで
カビにとって
最適な環境になるので注意が必要です。

💀食品カビの恐怖💀

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カビは食品中で増殖すると、
異臭を放ち、味も悪くなります。
種類によってはカビ毒と呼ばれる
マイコトキシン
を生み出します。

マイコトキシン
・腹痛
・嘔吐
・下痢
・疲労
・筋肉及び関節痛
・脱力
・めまい
・発熱
・免疫機能抑制
・記憶障害
・眼病症状
・ADHD
・自律神経失調症
・うつ、不安
・皮疹
これらを引き起こしかねない
非常に危険な毒💀なのです!

カビ毒
加熱調理ではほぼ分解できません

仮に
カビの生えた部分だけを
取り除いたとしても、
既に食品全体が
カビに汚染されている可能性が
かなり高いので、
少しでもカビが生えている食品は
絶対に食べないほうがよいでしょう

チーズだって心配なんです!

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チーズに使われる
代表的なカビは白カビ青カビ

実はカビの種類には
有害なものと
一部無害なものが存在します。

ブルーチーズに使われている青カビは、
ペニシリウムと呼ばれ、
食べても害はなく
タンパク質を分解することで
チーズに風味を与えます。

とはいえ
青カビは種類も多く
毒性を持つものがほとんど

間違っても青カビ
安全とは思わないようにしましょう!

また、
ブルーチーズに
フワフワした白カビが生えていたら、
それは
毒性のあるカビ
の可能性があるので
絶対に食べないようにしましょう
(⚠️ただし食べても安全な白カビが付いているブルーチーズもあります。)

カマンベールチーズに使われている白カビは
ペニシリウム・カマンベルティと呼ばれ、
食べても害のない安全なものです。
カビと言うよりは酵母の一種になります。

カマンベールチーズの周囲を覆う
固い皮のような部分が白カビです。

もしもカマンベールチーズに
フワフワした白カビを発見したら
あなたはどうしますか?

白カビに白カビだから食べても大丈夫⁉

いやいや
それは絶対にダメです

殺菌処理された
市販のカマンベールチーズは
それ以上カビが増えることはないので
開封後に新しくできたカビは有毒です!
こちらも絶対に食べてはいけません。

チーズ製造に使う主な青カビ

●ゴルゴンゾーラ

➡️ペニシリウム・グラーカム

●ロック・フォール、スティルトン

➡️ペニシリウム・ロックフォルティ

●カマンベール

➡️ペニシリウム・カマンベルティ

フレッシュチーズプロセスチーズ
と呼ばれる種類に生えるカビ
有毒なので食べないようにしましょう。

カビと酵母は似て非なるもの

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学術的には酵母カビ
同じ真菌として分類されます。

ただし
カビは複雑な構造をしている多細胞
毒性を持っているのに対して
酵母単細胞で発酵の力が強く、
食べてもカラダに害はありません

カビ=多細胞➡️有毒

酵母=単細胞➡️無毒

酵母は
パン醤油味噌などの
製造に使用されています。

食品カビの発生を防ぐには?

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  1. 野菜や果物の皮は
    カビが付着しやすいので
    食べる前に水でよく洗いましょう
  2. カビが発生しやすい
    10℃~30℃の温度では
    食品は
    保存しないようにしましょう。
  3. 酸素の少ない
    密封された容器や袋で
    食品を保存しましょう。
  4. カビを発生させないために、
    室内の湿度
    55%以下に保ちましょう。
  5. 食品表示に記載された
    保存方法を守って、
    消費・賞味期限内に
    できるだけ早く食べましょう。

カビは
乾燥状態からの加熱だと、
胞子を死滅させるのに
120℃以上1~2時間もかかり
加熱殺菌で食品のカビを除去することは
容易ではありません。

またカビは
湿度55%以下では、
成長することが困難になりますが、
湿度が70%を超えると
再び成長を始めてしまいます

カビの胞子は
空気中のどこにでも浮遊していますから
カビが付着しそうな
床や壁などの清掃✨は効果的です。

家庭内において
既にカビが生えている場所は、
カビの発生条件が整っている環境
ということですから、
そのような場所には
できるだけ
食品を保存しないようにしましょう!

最後までご覧いただき
ありがとうございました。