近年、
カビ菌
による病気が増えているそうです。
カビは想像以上に
カラダにダメージを与える
💀毒💀をたくさん持っています。
カビの生えた食品を口にしてしまえば、
そのリスクは一気に高まります。
正しいカビの知識を知って、
食品カビから
健康なカラダを守りましょう!
食品に生えるカビ
カビは
胞子を撒き散らして浮遊させ、
さまざまな場所に付着して発芽します。
発芽したカビは糸状菌と呼ばれ
菌糸と呼ばれる糸を枝分かれさせ、
その先端から
新しい胞子を飛ばして増殖していきます。
カビはこうしたサイクルの中で
食品に入り込んでいるのです。
食品中のカビの数
小麦粉(1g中)10~1,000個
香辛料100~10,000個
食肉・食肉加工品10~100個
ミネラルウオーター0~100個
冷凍食品10~100 個
参考:財団法人 食品分析開発センター
ご覧のように
冷凍食品でさえ
カビが
付着していている可能性があります。
特に土が付いた野菜には
かなりたくさんのカビがいるので
保存には十分な注意が必要です。
食品の原料となる物には
さまざまな過程でカビが付着していて、
加熱処理や殺カビ処理をしない限りは
これらの食品から
完全に
カビを取り除くことはできないのです。
カビが生えやすい食品と時期
元々カビは土壌の中にいます。
根菜類のような土の付いた野菜は
カビが発生しやすいのです。
じゃがいもに
カビが生えているのをよく目にしますね。
カビはパン、菓子、餅などの
デンプンや糖分を
多く含んだ食品によく見られ、
水分の多い
野菜や果物などにも発生します。
カビは目に見えなくても
そこら中に胞子を撒き散らしていて、
発生の条件さえ整えば
いつでもカビ菌を発芽できるのです。
特に気温と湿度の高い
梅雨時期の6月から
夏を過ぎた10月くらいまでは
カビにとって
最適な環境になるので注意が必要です。
💀食品カビの恐怖💀
カビは食品中で増殖すると、
異臭を放ち、味も悪くなります。
種類によってはカビ毒と呼ばれる
マイコトキシン
を生み出します。
マイコトキシンは
・腹痛
・嘔吐
・下痢
・疲労
・筋肉及び関節痛
・脱力
・めまい
・発熱
・免疫機能抑制
・記憶障害
・眼病症状
・ADHD
・自律神経失調症
・うつ、不安
・皮疹
これらを引き起こしかねない
非常に危険な毒💀なのです!
カビ毒は
加熱調理ではほぼ分解できません。
仮に
カビの生えた部分だけを
取り除いたとしても、
既に食品全体が
カビに汚染されている可能性が
かなり高いので、
少しでもカビが生えている食品は
絶対に食べないほうがよいでしょう。
チーズだって心配なんです!
チーズに使われる
代表的なカビは白カビと青カビ。
実はカビの種類には
有害なものと
一部無害なものが存在します。
ブルーチーズに使われている青カビは、
ペニシリウムと呼ばれ、
食べても害はなく
タンパク質を分解することで
チーズに風味を与えます。
とはいえ
青カビは種類も多く
毒性を持つものがほとんど。
間違っても青カビは
安全とは思わないようにしましょう!
また、
ブルーチーズに
フワフワした白カビが生えていたら、
それは
毒性のあるカビ
の可能性があるので
絶対に食べないようにしましょう。
(⚠️ただし食べても安全な白カビが付いているブルーチーズもあります。)
カマンベールチーズに使われている白カビは
ペニシリウム・カマンベルティと呼ばれ、
食べても害のない安全なものです。
カビと言うよりは酵母の一種になります。
カマンベールチーズの周囲を覆う
固い皮のような部分が白カビです。
もしもカマンベールチーズに
フワフワした白カビを発見したら
あなたはどうしますか?
白カビに白カビだから食べても大丈夫⁉
いやいや
それは絶対にダメです✕
殺菌処理された
市販のカマンベールチーズは
それ以上カビが増えることはないので
開封後に新しくできたカビは有毒です!
こちらも絶対に食べてはいけません。
チーズ製造に使う主な青カビ
●ゴルゴンゾーラ
➡️ペニシリウム・グラーカム
●ロック・フォール、スティルトン
➡️ペニシリウム・ロックフォルティ
●カマンベール
➡️ペニシリウム・カマンベルティ
フレッシュチーズやプロセスチーズ
と呼ばれる種類に生えるカビも
有毒なので食べないようにしましょう。
カビと酵母は似て非なるもの
学術的には酵母もカビも
同じ真菌として分類されます。
ただし
カビは複雑な構造をしている多細胞で
毒性を持っているのに対して
酵母は単細胞で発酵の力が強く、
食べてもカラダに害はありません。
カビ=多細胞➡️有毒
酵母=単細胞➡️無毒
酵母は
酒、パン、醤油、味噌などの
製造に使用されています。
食品カビの発生を防ぐには?
- 野菜や果物の皮は
カビが付着しやすいので
食べる前に水でよく洗いましょう。 - カビが発生しやすい
10℃~30℃の温度では
食品は
保存しないようにしましょう。 - 酸素の少ない
密封された容器や袋で
食品を保存しましょう。 - カビを発生させないために、
室内の湿度を
55%以下に保ちましょう。 - 食品表示に記載された
保存方法を守って、
消費・賞味期限内に
できるだけ早く食べましょう。
カビは
乾燥状態からの加熱だと、
胞子を死滅させるのに
120℃以上で1~2時間もかかり、
加熱殺菌で食品のカビを除去することは
容易ではありません。
またカビは
湿度55%以下では、
成長することが困難になりますが、
湿度が70%を超えると
再び成長を始めてしまいます。
カビの胞子は
空気中のどこにでも浮遊していますから、
カビが付着しそうな
床や壁などの清掃✨は効果的です。
家庭内において
既にカビが生えている場所は、
カビの発生条件が整っている環境
ということですから、
そのような場所には
できるだけ
食品を保存しないようにしましょう!
最後までご覧いただき
ありがとうございました。