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苦手な料理を克服できる!プロから学ぶ整理整頓調理術

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『手早く簡単においしい料理を作りたい。』

限られた時間で料理をする人なら誰もがこう考えているでしょう。

この願いを叶える方法は、

『料理の腕前』でもなく、

『簡単レシピ』でもなく、

実は『整理整頓』することなんです。

 

調理インストラクターが教える

『整理整頓調理術』をどうぞご覧ください!

■目次◼️

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はじめに

私は誰でも手軽においしく調理できる

『簡単料理レシピ』

の開発に力を注いできました。

 

しかしよくよく考えてみると、

どんなに料理の腕に自信があろうと、

簡単レシピがあろうと、

限られた時間の合間に献立を考え、

家族人数分の料理を作ることは

大変な苦労です。

 

25年以上、

プロの料理人として生きてきた私が、

日々考えていたことは

『いかに楽に、いかに早く、そしておいしい料理が作れないだろうか』であり、

その結果、導きだした答えが、

『調理=整理整頓』だったのです。

 

整理整頓調理術とは?

整理整頓調理術とは、

『目の前の物をただ片付ければよい』

ということではありません。

 

整理整頓された使いやすいキッチンも必要ではありますが、

最も大事なことは、

『頭のなか』を整理して、

調理工程をスッキリ整頓させることで、

調理をスムーズに進行することです。

 

そうすることで調理時間を短縮できて、

無駄な作業を省き、

心にも余裕を持つことができるわけです。

 

焦ったり、イライラしながら作る料理は

失敗しやすく、なかなかおいしく仕上がりません。

 

整理整頓調理術その 1 : プロから学ぶキッチンの整理整頓術


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まずはキッチンスペースが、

調理するための最適な環境になるように整理整頓しましょう。

 

優れた飲食店の厨房では、

あらゆる器具や備品に至るまで、

保管場所が詳細に決められており、

使ったら『定位置』に戻す

というのが当たり前。

 

この『定位置』を作ることが

実は調理工程において、

『無駄な作業』『無駄な動作』

を生まないための、

『プロのテクニックのひとつ』なんです。

 

こうしたプロの料理人の厨房の作りかたを見習って、ご家庭のキッチンを整理整頓してみましょう。

 

1・作業台に物を置かない

作業スペースは下準備するための場所!

物が散らかっていると後々邪魔になり、調理の妨げにもなります。

 

作業スペースには

『作業時以外は何も置かれていないこと』

これがベストな状態です。

 

限られたスペースを最大限有用に使うことで調理をスムーズにできるのです。

 

調理器具は

『使ったらすぐに洗って拭いて戻す』

を心がけて、

常に作業スペースに何もない状態をキープしましょう。


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2・使わない調理器具や食器は捨てる

次に食器や器具を分別します。

『絶対に必要な物』

『たまに使う物』

『使っていない物』

に分別しましょう。

 

使っていない食器や調理器具は、

思いきって捨てましょう。

大事なのは、キッチンの大きさ、広さに伴わない量の器具や食器は必要ないということです。

 

引き出しや棚、戸棚に収納できる量にとどめましょう。

 

3・使いやすいキッチン

キッチン全体がスッキリしたところで、

さらに使いやすいキッチンに整理整頓しましょう。


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調理器具を整理整頓する

調理器具、道具はジャンルごとに分類して、

必ず『定位置』を決めて収納しましょう。

『ヘラ』

『レードル(おたま)』

『フライ返し』

『鍋つかみ』

などは

調理中に使用することが多いので、

壁にフックなどを取り付けて

引っ掛けておけば、邪魔にもならないし、

使いたい時にすぐに取り出せて便利です。

 

器具、道具については

同じ形のもの、

同じ大きさの物、

同じ用途の物、

準備に使う物、

調理に使う物

などに分類して、

使ったら戻す場所(定位置)をきちんと作ってあげましょう。

 

正しい調味料の保管方法

調味料は、

種類ごとに分けてまとめて保管しましょう。

 

酒やみりん、醤油などは一度開栓したら、

常温での保存はオススメしません。

 

意外と知られていませんが、

風味を長持ちさせたいのであれば、

必ず冷蔵庫で保管します。

小麦粉、片栗粉についても同様です。

 

常温で保存できる調味料は、

塩や砂糖、顆粒のスープのもと、

ハーブ類、スパイス類などです。

 

こちらは

『袋に入っている物』

『瓶に入っている物』

『調味料専用容器』

などに分類して、

できるだけ1ヶ所にまとめて収納しましょう。

 

調味料専用のラックなどを使用すれば、

上手に収納できます。

 

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キッチンの整理整頓のポイント

①作業台には物を置かないように心掛けよう!

 

②調理器具、調味料は『定位置』を決めて、使ったら戻すクセをつけよう!

 

③調味料は容器別に分類し、正しい保管場所に!

 

整理整頓調理術その2 : 調理しやすい献立を考える


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整理整頓調理術における献立の作り方は、

『何を食べたいか』

『何を作りたいか』

は優先しません。

 

整理整頓調理術に大事なのは

『何をやるべきで何をやらないべきか』です。

調理をスムーズに運ぶための献立作りを意識することです。

 

健康面を考えると、

主食(ご飯、パンなど)

主菜(メイン料理、肉や魚など)

副菜(野菜や海藻を7割以上使用するもの)

汁物(味噌汁、スープなど)

最低限これらが必要になります。

 

まずは『何をやるべきで、何をやらないべきか』をハッキリさせましょう。

 

1・冷たい料理と温かい料理に分けて考える。

献立を考える時は、

前菜やサラダなどの【冷たい料理】と

食べる直前に提供する【温かい料理】

の2つに分けて考えましょう。

【冷たい料理】

前菜(冷たい副菜)

サラダ

【温かい料理】

温菜(温かい副菜や冷凍食品など)

味噌汁、スープ

メイン料理

 

副菜は

冷たいものか、温かいものか

どちらか一方にすること。

(どうしても両方必要な場合は温かいものから先に作る)

作り終えたら

必ず1度片付けるイメージを持つことです。

(流れで次の料理に取りかからないこと!)

 

2 ・加熱調理の方法で献立を考える

コンロが一口しかないのに、コンロを使わなければならない料理が2品あったら同時に仕上げることは不可能ですよね。

どうしたって一方は冷めてしまいます。

 

こうならないためにも

●コンロを使う料理

●電子レンジを使う料理

●オーブンを使う料理

といったように

加熱方法が重ならないような献立を考えましょう。

こうすることで同時に調理を行うことが可能になります。

『この料理はコンロを使う』

『この料理は電子レンジを使う』など

どんな方法で加熱するかまで考えて

献立を考えることです。

 

3 ・加熱調理の組み合わせ方

電子レンジとオーブンが一体型の場合はよく考えなければなりません。

オーブンを使用してしまうと、しばらく電子レンジが使えなくなってしまうからです。

こういった場合は、

【コンロ+オーブン】

【コンロ+電子レンジ】

【コンロ+コンロ】(2口以上の場合)

などの使い方が考えられます。

 

このように

加熱する方法にも配慮して献立を作りましょう。

 

献立作りのポイント

①冷たい料理は冷たいまま、温かい料理は温かい状態で、同時に出せる献立を意識しよう!

 

②冷蔵庫で保存しておける副菜を1品、献立に取り入れよう!

 

③加熱方法が重ならない調理ができる料理を選ぼう!

 

整理整頓調理術その3 :下準備をする

 

私はレシピを考案する際に『できるだけ工程を少なくしたい』と考えています。

できれば3つの工程で完成させたいのです。

それは、

『下準備』『調理』『仕上げ』です。

まずは頭のなかで、この3つの段取りを区別しましょう。

調理工程を割合で示すと、

段取り→30%

下準備→40%

調理→20%

仕上げ→10%

下準備を終えた時点で

『70%は料理が完成している』

と言えます。

つまり

料理において重要なのは、

段取りと下準備であって

『調理技術はそんなに重要ではない』

ということをお分かりいただきたいのです。

 

食材を掃除するという考え方


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『下準備』は調味料を計量したり、食材を調理できる状態にすることです。

『した処理』とも言いますね。

 

こうした『下準備』のことを業界用語で、

『掃除する』

と言います。

 

飲食店の厨房では

『○○に使う野菜、掃除しておいて!』

こんな使い方をします。

 

『掃除する』と言うくらいですから、

ただ野菜の皮を剥いたり、切ったりすればよいだけでなく、

『必要な食材を使える状態に整える』

『不要になったものは捨てる』

『使った器具は洗って定位置に戻す』

というところまでが『掃除する』ということです。


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下準備のポイント

①使用する調味料を計量して、使う順番を考えてまとめておこう!

 

②食材を調理できる状態に『掃除』して、使う順番を考えて分類しておこう!

 

③食材と調味料以外のいらないものや、使った器具はすべて片付けて、調理前にキッチンをフラットな状態に戻そう!


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下準備と調理は完全に分けて考え、

下準備が終わった時に作業台にあるのは、

『調理に使う食材』と

『計量した調味料』だけ!

さらに『シンク内には何もない』

この万全の状態で調理にのぞみましょう。

 

整理整頓調理術その4 : 片付けながら調理する


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調理を開始したら、

あとは片付けることだけを考えましょう。

調理とは

準備された食材と計量された調味料を

正しい順番で加えていき、

加熱または混ぜ合わせていくことです。

調理自体は実はそんなに難しいことではありません。

 

調理に火加減は重要ではない!

よく料理は火加減が重要とか言われますが、

各家庭によって

コンロやIHクッキングヒーターには

どうしても火加減に差がでてしまいます。

 

単に『強火』と言っても、

家庭ごとに火力は千差万別なのです。

 

中華料理は『火力が命』と言われますが、

家庭の強火の火力程度では、

中華料理店で使われる

『中華レンジ(中華鍋専用のコンロ)』

の火力には到底及ばないのです。

 

つまり

『家庭で行う調理に火加減はそんなに重要ではない』ということを知っておいてください。

 

むしろ失敗しないためには

『弱火』

を意識したほうが良いでしょう。

弱火だと加熱に多少時間はかかりますが、

焦がしたり、吹きこぼしたりと、

失敗することも少なくなります。

(ただし、オーブンや電子レンジはレシピ通りに決められた温度で調理します)

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弱火で調理することによって、

『失敗しない』という

気持ちの余裕と時間が生まれます。

そのわずかな時間を利用して、

汁物を温め、2品目を電子レンジで調理したりできます。

 

さらにこの余裕を使って、

調理中に出てしまう洗い物も片付けてしまいましょう。

 

こうすることで、

メイン料理の仕上げをする頃には、

ある程度キッチンは片付けられていて

気持ちよく食事をすることができます。

 

片付けながら料理することは、

気持ちに余裕を持って調理を楽しみ、

気持ちよく料理を味わうために

とっても大切なことなのです。

 

調理のポイント

①前菜やサラダなどの副菜、汁物などは『下準備』だと思って、前もって作りおきして常温、または冷蔵庫に一旦保管しておこう!

 

②食材と調味料を入れる順番さえ間違わなければ、どんな料理も火加減は『弱火』で大丈夫!

 

③調理しながら洗い物ができるくらいの気持ちの余裕を持とう!

整理整頓調理術その4 :時短の必須アイテム・オーブン料理や冷凍食品を活用しよう!

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どうしても時間に余裕が無い時は、

オーブン料理や冷凍食品を使うのがオススメです。

 

お休みの日など、時間に余裕がある時に

オーブン料理を作り置きして冷凍しておきます。

例えば『グラタン』や『チキンのオーブン焼き』などを耐熱容器に作り置きしておけば、あとはオーブンに放り込むだけでOK!

 

とりあえずオーブンに入れている10分~20分の間は、他の作業ができるのでとっても便利な1品なんです。

(冷凍している場合は一度電子レンジで加熱、解凍すればさらに時短になります。)

 

皆さんもご存知だと思いますが、最近の冷凍食品はホントに美味しいです。

下手に作るよりよっぽど優れたものもあります。

これを使わない手はありません。

オーブンや電子レンジで簡単に調理可能ですから、上手に取り入れましょう!

 

オーブン料理を作り置きするポイント

①作り置きする際は、魚介類や肉類はしっかり加熱してから使おう!

 

②グラタンのマカロニは、通常の茹で時間の半分くらいの茹で時間にしよう!

(冷めるまでの余熱で火が入るのと、再加熱する際に火が入るので、かた茹でで大丈夫です)

 

③冷凍する前は必ず粗熱が冷めてから冷凍するようにしよう!

 

『ダッチオーブン』などを使用すれば、オーブンを使って煮込み料理も作ることができます。

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プロの料理人が心がけているポイントとは?

私が考える料理とは、

整理(掃除)した物を(下準備した食材を)

整頓して(調理して)

片付ける(仕上げる)

ということです。

 

『整理整頓調理術』のポイントは、

『何が必要で何がいらないか』

『何を作るべきで何を作らないべきか』

これらをあらかじめ明確に決められること。

全ては段取りとスケジュールなんです。

 

これが手際よく調理するための秘訣!

 

冷たい料理は冷たい状態で、

熱い料理は熱い状態で

食卓に並べることが理想ですよね。

そして、

これを実現してくれるのが、

『整理整頓調理術』なのです。

 

まとめ

仕事が早く終わる人って、

『仕事ができる人だなぁ』と思いませんか?

 

私も仕事が早い人に対しては高い評価をつけたくなります。

 

しかし、仕事を早く片付ける人には

2種類の全く異なった行動が見受けられます。

1つは、

ただ急いでいるだけで、

無駄な動作が多く作業が雑な人。

もう1つは

無駄な動きが一切なく、

丁寧かつスピーディーに作業ができる人。

 

同じ早いでも結果がまるで違います。

当然私が評価するのは後者です。

 

前者の場合は、

大抵何も考えずにとりあえず動き出しています。

 

しかし後者は、

ます頭の中で行動を整理整頓することで、

『何をやるべきで何をやらなくてよいか』

を分析してから動き始めています。

 

こうした思考が無駄な動作を省き、

結果的に『早い仕事』につながるんですね。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。