foodtagcommunity

【食で繋がるコミュニティ】

飲食店はなぜ『テーブルチャージ』を取るのか?

【スポンサーリンク】

f:id:foodtag:20210507021157j:image

テーブルチャージとは?

日本の飲食店には
テーブルチャージ
という仕組みがあります。

席料』『サービス料』として
料金が発生するシステムです。

ただし現在は
単に『席料』というだけでなく
主に施設利用(レストルームなどの使用)や
カトラリー、アメニティグッズの提供、
従業員の接客などの対価としている場合が
多いでしょう。

一方
海外の一部の国や地域では
チップ
という習慣があります。

『サービスに対してのお礼』
として支払うものです。 

このような国や地域では、
タクシーや飲食店などを含む
サービス業の賃金が低いため
チップをもらうことで
生計を立てている人がたくさんいます。

もちろん
日本の『テーブルチャージ』
個人の収入になることはなく、
店の売上の一部として扱われます。

飲食店においての
『チップ』と『テーブルチャージ』
の大きな違いは、
『チップ』はあくまでもマナーであって
必ずしも
支払わなければならない
ものではない
ということです。
(現在では支払うのが一般的のようです)

対してテーブルチャージ
飲食をした時点で支払わなければならない
サービス料であると考えられます。

しかし外国人にとっては
このテーブルチャージというシステムは
理解に苦しみます。

 日本人が『チップ』という文化を知らず
海外でチップの支払いに困惑するのと同じです。

そのうえ
頼んでもいない料理(お通し)が出てきて、
レシートには
『テーブルチャージ¥○○○』
と打ち込まれているのですから
『テーブルチャージ』という
日本の慣習に馴染みのない外国人が
『WHY?』
と怒りの表情を見せるのも当然です。

これを説明するのに
苦労した日本の飲食店スタッフも
少なくないでしょう。

ちなみに英語で説明する際は
テーブルチャージ』ではなく
カバーチャージ
(cover charge)
と言うそうです。

飲食店はなぜ
テーブルチャージ
を必要とするのか?

f:id:foodtag:20211007125739j:plain

日本では当たり前となっている
テーブルチャージというシステム。

仕方ない』とは言え、
できれば支払いたくないのが本音です。

では
『テーブルチャージ』
を導入している飲食店は、
なぜ客に嫌がられるようなことを
わざわざするのでしょう?

これには
店によって様々な理由があるようです。

最も一般的な理由は
客単価を上げるため
単純に
売り上げを少しでも上げたいからです。

また
こんな強気な考え方もあります。
テーブルチャージを払えないような客は
ウチの店にはいらない!

一見『はぁ?』と耳を疑う発言ですが、
店側にも言い分があるようです。

私達(客)が
自由に店を選択できる権利があるように、
飲食店にも客を選ぶ権利があります。

サービスを受ける側が
サービス料を支払うのは当然だ!

このような
良識ある考えを持った客
だけを受け入れている
『ここは安全なお店です。』
と経営者は
テーブルチャージ』によって
示しているわけです。

こう考えれば、
客は
『テーブルチャージ』によって
店に守られ、
安心して飲食ができるように
配慮されているとも考えられます。

こんな理由もあります。

アルコールをメインに提供する
バーなどでは、
一杯飲んでお会計!
なんてことはザラです。

一杯分の客単価ではせいぜい
¥600~¥800程度

これでは経営が成り立たないので
テーブルチャージ
という仕組みを必要としたわけです。

例えば客は
『テーブルチャージ』を
¥1‚000支払ったら、
逆に一杯では帰りづらくなります。

1‚000円も取られて
一杯で帰るのはもったいない

と言う心理を
逆手に取られているわけです。

テーブルチャージによる
トラブル

f:id:foodtag:20211007125715j:plain

テーブルチャージを設けている店は、
客が
チャージを支払いたくない』
と言えば、
店のルールに従えないという理由で
入店を拒否することもできます

また、
テーブルチャージの有無を
認識しないまま飲食をし、
会計時になって
そのシステムが発覚した場合、

『聞いてないから払わない』は
通用しません。

こうしたトラブルを
法的に立証することは難しく、
一般的には 
一度受け入れたサービスに対しては、
客は料金を支払わなければならないのです。

もちろん店側は
テーブルチャージについて
店頭に掲示するか、
または
入店時に説明しなければなりません。

私達(客)が
最も気を付けなければならないの
は、
『サービス料』
とうたって
法外な金額を客に支払わせる、
いわゆる
ぼったくり
と言われるものです。

通常『テーブルチャージ』は
店頭に掲示されているか、
メニューに記載されているか、

または入店時に
スタッフから説明されるものですが、
その料金は法律で定められておらず、
店が自由に決めてよいことになっています。

たとえ
法外な『サービス料金』であったとしても、
法的立証が困難なため
客は
請求された金額を
支払わなければなりません。

最初に確認をしなかった客側に落ち度がある
とされてしまうのです。

テーブルチャージは優良店であれば、
その店の平均客単価
10%程度が適正とされています。

平均客単価¥3000の店なら
テーブルチャージ
¥300といったところです。

ただし高級店ともなれば、
金額以上の『サービス』を
きちんと受けられるので、
少々高くても文句を言う客はいません。

地方自治体によっては、
テーブルチャージに対しての規制
を取り決めている所もあるようですが、
席に座って飲食してしまえば
『サービス料』がいくらであっても
支払わなければなりません。

こうしたトラブルを避けるには
チャージ料が店頭に
明確に掲示されていないお店には入らない
または
予約時、入店時にスタッフに確認する
などして回避するとよいでしょう。

また
コース料理を注文した場合は
テーブルチャージが
発生しないのも特徴です。

理由は
店側が一定の客単価を確保できる為、
サービス料は
既にコース料金に含まれるもの
としているからです。
ただし店によって
ルールが違うので確認はしておきましょう。

テーブルチャージの内訳

f:id:foodtag:20211007125511j:plain

テーブルチャージには
お通し』『突きだし』の材料費
おしぼり』『』『ナプキン
などの使用料の他
施設利用料(座席、化粧室)』
接客サービス料』などが含まれます。

一般的な中間層の居酒屋レストランの
お通し突きだしに費やされる材料費は
数十円(平均¥50くらい)。
おしぼりは布製で15円前後、
割箸2~3円
ナプキン1枚0.3~0.4円となっています。

『お通し』『突きだし』
とは?

しかし客の立場からすれば、
座っただけで料金を取られるわけですから、
なかなか納得いかない人もいるでしょう。

そこで店は考えました。

お通し』『突きだし
というシステムです。

施設利用料』『サービス料』といった
目に見えない価値を、
分かりやすく目に見えるように
商品化して提供することにしたのが
お通し突きだしというわけですね。
(諸説あります)

👉CHECK!

お通しは
『注文を通しました』

と客に示すために注文後に出され、

突きだしは
関西方面の特徴で

『注文に関係なく座ったら突き出す』

といった
それぞれの語源と意味があります。

『お通し』や『突きだし』は
いらなければ拒否することはできますが、
テーブルチャージ
支払わなくてよくなるわけではないので
ご注意ください。

お通しで
そのお店の質をみる

私達は『お通し』が、
テーブルチャージに見合っているかどうか?
に意外と無関心です。

出されれぱとりあえず無意識に食べますが、
これに
¥300~¥500支払ってる
と思って食べてはいませんよね?

そこで『お通し』を
『一品料理』
として受け入れてみましょう。

すると『お通し』で、
お店のを計ることができます。

お店側は
『お通し』に材料費をかけたくないので、
いかに低コストで見映えよく、
味の良い料理を作るかに頭を悩ませます。

『お通し』は
その店の
料理のクオリティーを見る
計りのようなもの。 

つまり
お通しに満足できる店は、
他の料理の満足度も高い。
料理人の腕が良い
と言えるかもしれません。

『お通し』が手抜きなら、
料理全体の質も疑わしい
と考えざるを得ないでしょう。

テーブルチャージが高いか?安いか?も
『お通しの料金』
という観点で判断すれば
その店の本質も見えてくるわけです。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。