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飲食店はなぜ『テーブルチャージ』を取るのか?【お通しで見極める飲食店の本質】

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『テーブルチャージ』とは?

日本の飲食店には

テーブルチャージ

という仕組みがあります。

席料』『サービス料』として

料金が発生するシステムです。

 

海外の一部の国や地域では

チップ』というマナーがあります。

『サービスに対してのお礼』

として支払うものです。

 

このような国や地域では、

タクシーや飲食店などの

サービス業の賃金が低いため

『チップ』をもらうことで

個人の収入を補っている場合があります

もちろん

日本の『テーブルチャージ』が

個人の収入になることはなく、

店の売上の一部として扱われます。

 

飲食店においての

『チップ』と『テーブルチャージ』

の違いは、

『チップ』はあくまでもマナーであって

必ずしも支払わなければならないものではありませんが、

『テーブルチャージ』は

飲食をした時点で支払わなければならない

『サービス料』であると考えられます。

 

日本人が『チップ』という文化を知らず

海外でチップの支払いに困惑するように

外国人からすれば、

日本の『テーブルチャージ』というシステムを理解できません。

 

そのうえ

頼んでもいない料理(お通し)が出てきて、

レシートには

『チャージ料¥○○○』

と打ち込まれていては

日本の慣習に馴染みのない外国人が

『WHY?』

と怒りの表情を見せるのも当然です。

 

これを説明するのに苦労した日本の飲食店スタッフも少なくないでしょう。

 

ちなみに英語で説明する際は

テーブルチャージ』ではなく

カバーチャージ』(cover charge)

と言うそうです。

 

 

飲食店はなぜ『テーブルチャージ』を必要とするのか?

日本では当たり前となっている

テーブルチャージ』というシステム。

仕方ない』とは言え、

できれば支払いたくないのが本音です。

 

では

『テーブルチャージ』

を導入している飲食店は、

なぜ客に嫌がられるようなことを

わざわざするのでしょうか?

これには

店によって様々な理由があるようです。

 

最も一般的な理由は

客単価を上げるため

単純に売り上げを少しでも上げたいからです。

 

また

こんな強気な考え方もあります。

テーブルチャージを払えないような客はウチの店にはいらない

 

一見『はぁ?』と耳を疑う発言ですが、

店側にも言い分があるようです。

 

私達(客)が自由に店を選択できる権利があるように、

飲食店にも客を選ぶ権利はあります。

近年『テーブルチャージ』は

席料』というよりは『サービス料

であると考えるようになっています。

 

サービスを受ける側がサービス料を支払うのは当然だ!

 

『このような良識ある考えを持った客だけを受け入れているここは安全なお店です

と経営者は『テーブルチャージ』によって示しているわけです。

 

こう考えれば、

客は『テーブルチャージ』によって

店に守られ、

安心して飲食ができるように

配慮されているとも考えられます。

 

こんな理由もあります。

アルコールをメインに提供する

バー』などでは、

一杯飲んでお会計

なんてことはザラです。

 

一杯分の客単価ではせいぜい

¥600~¥800程度

これでは経営が成り立たないので

テーブルチャージ

という仕組みを必要としたわけです。

 

例えば客は

『テーブルチャージ』を¥1‚000支払ったら、

逆に一杯では帰りづらくなります。

1‚000円も取られて一杯で帰るのはもったいない

と言う心理を逆手に取られているわけです。

 

 

『テーブルチャージ』によるトラブル

『テーブルチャージ』を設けている店は、

客が

チャージを支払いたくない』

と言えば、

店のルールに従えないという理由で

入店を拒否することもできます。

また、

『テーブルチャージ』の有無を

認識しないまま飲食をし、

会計時になって

そのシステムが発覚した場合、

『聞いてないから払わない』

は通用しません。

 

こうしたトラブルを

法的に立証することは難しく

一般的に受け入れた

『サービス』に対しては、

客は料金を支払わなければならないのです。

 

当然ながら店側は

『テーブルチャージ』

について店頭に掲示するか、

または入店時に説明しなければなりません。

 

私達(客)が最も気を付けなければならないことは、

『サービス料』とうたって法外な金額を客に支払わせる、

いわゆる『ぼったくり』と言われるものです。

 

通常『テーブルチャージ』は

店頭に掲示されているか、

メニューに記載されているか、

または

入店時にスタッフから説明されるものですが、

実際にその料金は法律で定められておらず、

店が自由に決めてよいことになっています。

 

たとえ

法外な『サービス料金』であったとしても、

法的立証が困難なため

客は請求された金額を

支払わなければなりません。

 

最初に確認をしなかった客側に落ち度がある

とされてしまうのです。

 

テーブルチャージ』は優良店であれば、

その店の平均客単価の

10%程度が適正とされています。

平均客単価¥3000の店なら

テーブルチャージ』は

¥300といったところです。

 

ただし高級店ともなれば、

金額以上の『サービス』をきちんと受けられるので、

少々高い『チャージ』でも文句を言う客はいません。

 

地方自治体によっては、

テーブルチャージに対しての規制

を取り決めている所もあるようですが、

席に座って飲食してしまえば

『サービス料』がいくらであっても

支払わなければなりません。

 

こうしたトラブルを避けるには

チャージ料が店頭に明確に掲示されていないお店には入らない

または

予約時、入店時にスタッフに確認する

などして回避するとよいでしょう。

また

コース料理を注文した場合は

『テーブルチャージ』が発生しないのも特徴です。

理由は

店側が一定の客単価を確保できる為、

サービス料は既にコース料金に含まれるものとしているからです。

ただし店によってルールが違うので確認はしておきましょう。

 

 

テーブルチャージの内訳

テーブルチャージ』には

お通し』『突きだし』の材料費

おしぼり』『』『ナプキン

などの使用料の他

施設利用料(座席、化粧室)』

接客サービス料』も含まれます。

 

一般的な中間層の居酒屋レストランの

お通し』『突きだし』に費やされる材料費は

数十円』(平均¥50くらい)。

おしぼりは布製で15円前後、

割箸2~3円

ナプキン1枚0.3~0.4円となっています。

 

『お通し』『突きだし』とは?

しかし客の立場からすれば、

座っただけで料金を取られるわけですから、

なかなか納得いかない人もいるでしょう。

そこで店は考えました。

お通し』『突きだし』というシステムです。

 

席利用料』『サービス料

といった目に見えない価値を、

分かりやすく目に見えるように

商品化して提供することにしたのが

お通し』や『突きだし』というわけですね。

『お通し』は『注文を通しました』

と客に示すため注文後に出され、

『突きだし』は関西方面の特徴で

『注文に関係なく座ったら突き出す』

というそれぞれの意味があるようです。

『お通し』や『突きだし』は

いらなければ拒否することはできますが、

『チャージ料』を支払わなくてよくなるわけではないのでご注意ください。

 

お通しでお店の質(レベル)をみる

私達は『お通し』が、

果たしてテーブルチャージに見合っているかどうか?

に意外と無関心です。

 

出されれぱとりあえず無意識に食べますが、

これに

¥500~¥1000支払ってると思って食べてはいませんよね?

 

そこで『お通し』を『一品料理』として受け入れてみましょう。

この『お通し』で、

そのお店のを計ることができるかもしれません。

 

お店側は『お通し』に材料費をかけたくないので、

いかに低コストで見映えよく、

味の良い料理を作るかに頭を悩ませます。

 

これは私の経験からも言えることです。

普通に料理を考えるよりも、

『お通し』を考えるほうが長い時間と手間を要したものです。

 

『お通し』にはその店の料理人の腕を問われる部分があります。

 

つまり

『お通し』に満足できる店は、

他の料理の満足度も高い、

その店の料理人の腕が良いと言えるかもしれません。

 

『お通し』が手抜きなら、

料理の質も疑わしいと考えざるを得ないでしょう。

『テーブルチャージ』というより

お通し代』という観点から見れば、その店の本質も見えてくるわけです。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。