■目次■
- 皆さんは【水中毒】って知っていますか?
- 『脳の病気?』
- 『熱中症』かと思い、常備していた水筒の水を飲むが
- 『水中毒じゃない?』
- 【水中毒】とは
- 症状は『疲労感』『目眩』『下痢』『嘔吐』『頭痛』『痙攣』『昏睡』『呼吸困難』など
- まるで『熱中症』と同じ症状
- まさか『水』の飲み過ぎで中毒になるなんて
皆さんは【水中毒】って知っていますか?
2020年8月16日の出来事
目が覚めると突然こんな症状に襲われた。
首から上、頭全体がむくんだような感覚とピリピリと軽く麻痺しているような感覚。
目を開くと『めまい』とも取れる、脳を揺さぶられるような感覚。
とにかく目が開けていられないくらい『おでこ』が、モヤモヤして目蓋を重くさせる感覚が強くあったのを覚えている。
そして軽い両手のしびれ。
『脳の病気?』
手足の指を1本ずつ動かしてみる。
いつも通りに動かせた。
言葉もハッキリ喋れている。
どうやら問題はなさそう。
『熱中症』かと思い、常備していた水筒の水を飲むが
水を飲むもすぐに効果はない。
就寝中はエアコンを28℃に設定して寝ていたので、暑さは感じていない。
寝る前にも一口水を飲んでいた。
『熱中症ではなさそうだ』
念のため熱を計るが『35.6度』
熱はない。
目を閉じたまま起き上がってみた。
真っ直ぐ立つと頭が揺さぶられて立っていられないので、腰を低くして薄目を開けてトイレへ行った。
下痢ではなかったが、多少緩さはあった。
同じようにして寝床へ戻った時には、ほとんど動けなくなった。
体が寒く感じてきたので、エアコンを切る。
そこから1時間程眠りに就く。
『水中毒じゃない?』
妻から声をかけられ目を覚ます。
意識が朦朧としていたので、説明されたがよくわからなかった。
口の中に『梅干し』を突っ込まれた。
噛んで飲み込んだあと、再び眠りに就く。
次に目が覚めたときには、やや頭に重さを感じるも、ほとんど症状は治まっていた。
最初に目が覚めた時から、6時間後のことだった。
妻を呼び『梅干しの説明』を聞く。
【水中毒】とは
水を短時間に大量摂取することにより、体内のナトリウム濃度が極端に低下することで起こる。
重症化すると死に至る場合もある。
【参照 病院検索ホスピタ】
1時間以内に1リットル以上の水を飲むなどをすると起こる、いわゆる『水分の摂りすぎ』から起こる中毒。(水の量は個人差あり。)
症状は『疲労感』『目眩』『下痢』『嘔吐』『頭痛』『痙攣』『昏睡』『呼吸困難』など
『猛暑日』や『誤ったダイエット法』『精神疾患を抱えている人』に起こりやすいようです。
今回の私に至っては、1日中エアコンの効いた部屋にいながら、通常より多く水を飲んでいた可能性があります。
尚、『梅干し』の摂取が正しかったかどうかは不明ですが、後に症状が治まったことから軽症であったと考えます。
『熱中症』を予防する為に、良かれと思って水分補給をする。
とはいえ、極端に水を飲み過ぎれば逆に危険だということは意外と知られていないのかもしれません。
まるで『熱中症』と同じ症状
しかしこの症状、実に『熱中症』と似ていますよね?
私自身当初は『熱中症』かと疑いました。
体内の『水分量』が足りないのか『塩分量』が足りないのか、症状だけでは区別をつけにくいかもしれません。
『熱中症』だと思い込み、誤って大量の水分をとれば『水中毒』だった場合には逆効果です。
まずは安静にして、冷静に過去の記憶を辿って見ることが重要です。
そして症状が回復しない場合には、すぐに医師の診断を受けましょう。
『水中毒』や『熱中症』は稀であっても『死に至る』場合があると肝に銘じておかなければなりません。
日本人の1日の塩分摂取量の基準は、男性が『8.0g』女性が『7.0g』と言われていますが、正直『ピン』とはきません。
逆に塩分を摂りすぎれば、『塩中毒』になることもあります。
まさか『水』の飲み過ぎで中毒になるなんて
ただ闇雲に水を飲むのではなく、飲む量やタイミング、塩分(ナトリウム)とのバランスを考え、『経口補水液』や『スポーツドリンク』などを上手に活用したり、『梅干し』などで適度な塩分補給をする。
この猛暑を切り抜ける為に必要な知識であったと、身を持って体験したお話でした。
⚠️注意
この度私に起こった症状は、『水中毒』を特定する医師の診断によるものではありません。
記事の内容は一部独自の推察と個人的見解によるものです。
決して水の補給を抑止するものではございません。
猛暑日などは定期的に必要な水分補給をしてください。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。