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【食で繋がるコミュニティ】

なぜ人は『おいしい』と感じるのか?『おいしい』のメカニズムを解明!

『おいしい』と感じるメカニズムをご存知ですか?

人によって『おいしい』の感じ方が違うのには理由があるのです。

◼️目次◼️

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『おいしい』とは?

『おいしい』という感覚は人それぞれ違います。

自分が『おいしい』と感じたものでも、他人が食べると『おいしくない…』という事はよくありますよね。

味覚や食文化に個人差があることも理由のひとつですが、物を口にした時のその人の体調やストレス度によっても味の感じかたは変わってしまいます。

『おいしい』と感じる感覚

そもそも『おいしさ』とは

『味覚』

『視覚』

『聴覚』

『嗅覚』

『触覚』

この五感で感じ取られています。

さらに

『温覚』

『冷覚』

『痛覚』

『圧覚』

を加えた局所的感覚とあいまって

『おいしさ』

を判断しています。

 

これだけ多くの感覚で

『おいしい』か『おいしくないか』

を判断しているわけですから、

『人によって感じ方が違うのは当たり前』

だとお分かりいただけるかと思います。

 

『おいしい』と感じる要因には『味覚』は殆ど関係しない

ある実験と統計のデータでは、

『おいしい』と感じる要因のうち

『味覚は1~5%に過ぎなかった』

というのです。

つまり『おいしい』と感じることに、

食べ物の味の良し悪しはほぼ関係ないと言えるのです。

 

では、

『おいしい』と感じる最も大きな要因は何だったのでしょうか?

 

それはズバリ『視覚』です。

 

なんと『80%以上の割合を視覚情報が占めている』という統計が出ているのです。

残りの15%は嗅覚、触覚、聴覚と続きます。

 

検証

これを立証する為の簡単な方法があります。まずあなた以外の誰かに目隠しと鼻をつまんでもらい、視覚と嗅覚を奪ってしまいます。

 

そこへ同じ大きさにカットした梨と生の大根を用意しておき、順番に食べて貰います。

すると舌で触感はわかっても、

『味はわからない』

『何を食べているかわからない』

仮に

『どちらかが大根でどちらかが梨です。』

という情報を与えたとしても、

人によっては梨と大根の区別すらできないのです。

試しにやってみてください。

 

『おいしい』というメカニズムの正体

人間はまず、物の形や色を目で見て、物の匂いや手触り等の情報を感知します。

そこから脳の海馬にある過去の記憶から、『大根』や『梨』といった情報を引き出し、照らし合わせてその物が何なのかを認識しています。

この過去の記憶を判断基準に

『大根は好き=大根はおいしい』

『大根は嫌い=大根はおいしくない』

というように感情として表現しています。

 

すなわち、

【味覚】という感覚だけでは、

味が『良い』『悪い』は言えても

『おいしい』か『おいしくないか』

を感じ取るには、

視覚をメインとしたあらゆる感覚と過去の記憶が重なって初めて、感じ取れるメカニズムになっているのです。

 

幼い頃から慣れ親しんだ味が『記憶』として残っていれば、それと似たような味に出会えば『懐かしい』『おいしい』と感じることがあります。

 

逆に出会ったことの無い味に出会えば、記憶に無い初めての感覚に困惑し、『おいしい』と感じたり、逆に『おいしくない』と感じたりもします。

 

どんな条件であっても、脳は記憶の中の近い味を探してそれと比較し、

『好き』

『嫌い』

『おいしい』

『おいしくない』

を判断しているのです。

 

人それぞれ生きてきた環境や食生活が違えば、おいしいと感じる感覚が人それぞれ違って当たり前なのは、こうした記憶の違いによるものなのです。

 

『おいしい』と感じる視覚的情報

とはいえ、この直感的な感覚と物の色や形だけで『おいしい』という感情のすべてが満たされるとは限りません。

 

せっかく味が良いのに、景色や照明が悪い、料理の見た目が悪い、テーブルが汚いといった環境下では『おいしい』の感情も左右されてしまいます。

 

さらに

『おいしい』と感じる視覚情報を100%で表した場合、

料理や食材は5%、

テーブル上の食器や小物が30%、

残りの65%は『周囲の景色』

が占めています。

 

この事から、料理の見た目はもちろん、お皿やカトラリー、卓上の花やキャンドル等のテーブルコーディネート、そして食空間を彩る景色が『おいしさ』の重要なエッセンスとなっていることがわかります。

 

以上のことから『おいしい』という感覚は『味覚』だけで感じ取るものではないということがお分かりいただけたかと思います。

 

最後に

屋外で食事をするといつもより『おいしい』と感じることありませんか?

 

子供の頃キャンプで夜空の星を眺めながら食べたバーベキューが『おいしい』と感じた。

あるいは学生時代に友人と行った、縁日の出店のお好み焼きやヤキソバが『おいしい』と感じた。

 

これらも味覚が与えた『おいしさ』ではなく、周囲の景色や、肉や野菜が焼ける匂い、人々の賑わいや騒がしさなどの感覚に起因したものが『おいしい』という記憶となって残っていると言えるでしょう。

 

夏の屋外で飲むビールが『おいしい』と感じるのも、暑い夏の温度と冷たいビールの温度差や夏の匂い、空気感に起因しているのではないでしょうか?

⚠️注意

統計や検証に基づいた見解ではありますが、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。

感覚には個人差があります。

ご了承くださいませ。

読んでくださってありがとうございました。